仮歌シンガーに求められるスキル

オトライフミュージックの岡山です。

私はオトライフのチーフディレクターもやりながら、本社のアルファエンタープライズにて作曲家事務所のゼネラルマネージャーとして作曲家のプロデュースと営業活動などをしています!

作曲家が作ったデモをアーティストさんやプロデューサーさんにプレゼンするのですが、その際にデモにいれる「仮歌」が採用を勝ち取るために非常に重要なものになります。

そこで、本日は仮歌シンガーさんに求められることを書いていきたいと思います。

 

・仮歌とは?

仮歌とは、文字の通り、仮の歌で仮歌です。

仮歌といってもとても範囲が広いのですが、今日の記事で書く仮歌は楽曲コンペでプレゼンをしていく上で必要になるコンペ仮歌のお話をしたいと思います。

 

・コンペ仮歌とは?

コンペ仮歌とは、その文字通り、楽曲コンペにプレゼンをする際に必要になる仮歌のことです。

楽曲コンペとは楽曲のオーディションのことです。アーティストやアイドルが新曲を出す際に楽曲をいろんな作曲家事務所や作曲家から集めて、その中から選曲をして楽曲をリリースをします。その楽曲を集めることを楽曲コンペと呼びます。

コンペ仮歌とは、その楽曲コンペのデモに入れる歌のことです。

 

・仮歌シンガーに求められるスキル

こちらは、ずばり!「メロディーラインが見える歌」を提供することです。では、「メロディーラインが見える歌」を提供するために必要なスキルはなんでしょうか?

 

1、しっかりと声が出せる基本的な発声

苦しそうに歌ってる歌を聴いたら、聴いた人は「苦しそうだな、、、苦笑」ってなりますよね。この「苦しそうだな、、、苦笑」となる要素は「メロディーラインを見せる」上では邪魔な要素になります。ですので、しっかりと気持ちよく声が出せる基礎発声が必要になってくるんです!

他、「詰まった感じの声」「声枯れた」なども「メロディーラインを見せる」上では邪魔な要素になります。

 

2、楽曲に合ったグルーヴ感

こちらは、リズムの中のグルーヴと呼ばれるものです。リズムの中には「タイミング」「グルーヴ」という要素があります。タイミングはレコーディングした後に、DAW上でずらして直すことができるのですが、グルーヴはDAWでは直せません。

アップテンポのノリノリな曲をバラードっぽく歌ったらオケと歌がなんか合ってない感じしますよね?それは、グルーヴが合ってない、ということですね。

日本人はどうしても表拍でリズムをとる習慣があるので、裏拍が強い楽曲とかだと合わなくなります。グルーヴが合ってない歌も「メロディーラインを見せる」上では邪魔な要素になります。

その楽曲に合ったグルーヴ感で歌えるようにしましょう!

 

3、真っ直ぐ歌うこと

コンペ仮歌の本質はあくまで「メロディーラインを見せる」こと。仮歌さんの歌をプレゼンするわけではありません。なので、印象が残らないのはよくありませんが、個性を入れすぎるとそれも「メロディーラインを見せる」上では邪魔な要素となります。

かっこつけすぎたり、わざとらしく表情を入れすぎたりすると、それは邪魔な要素となりますので、基本的には真っ直ぐ歌うことを意識しましょう。

歌い方に個性が強い方は、意識的にボーカロイドになってみることをお勧めします!

 

・結論

結局のところ、基礎が重要!ということです。しっかり歌ってメロディーを見せること。この1点ですね。

いい歌になっていれば、作曲家さんは歌ってほしいと思います。もし仮歌の仕事ほしいと思って動いてるけど、仕事に繋がらない方は、まずここから見直してみることをおすすめします!

 

・仮歌シンガー募集

アルファエンタープライズでは、楽曲コンペ用にご協力いただける仮歌シンガーさんを募集しています!登録制になるので、気軽に登録が可能になっています!もし興味ある方いらっしゃいましたら、是非、以下ページから応募してみてくださいね^^

http://alpha-e.jp/service/singer/
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