東京オトライフミュージック、チーフディレクター兼ギター講師の岡山です。
今日は、なんでボーカル教室に通うと歌が上手くなるの?どんなことを学ぶの?そんな疑問にお応えする記事を書いてみました。これから、ボーカル教室に通ってみようか、迷っている方は参考にしてみてください!
ボーカル教室で歌を習うのは、お医者さんに体を診断してもらうようなものなんです!
『すぐに声が枯れて長く歌えない』
『リズム感がない』
『音程が上手くとれない』
歌を歌う上で色んな悩みがあり、本当はもっともっと上達して人気者になりたいですよね!歌が上手く歌えないのには必ずどこかに原因があります。専門家に診てもらい、原因を突き止め、トレーニングを踏まえ解消をしていくのがボイストレーニングなんです。
そう、体調が悪い時にお医者さんに体を見てもらい、治し方を教えてもらうということと似ているんです。
歌の大きな悩みは大きく分けて2つ!
その1:楽に歌えない!(例:すぐに声が枯れる、声がかすれる、喉で歌ってしまう、音が取れないetc…)
→発声を見直すことで楽に歌えるように!
その2:かっこよく歌えない!(例:声量もっと出したい、リズム感が悪い、歌が単調になる、ビブラートができないetc…)
→表現や歌い方やリズムを見直すことでかっこよく歌えるように!
なぜ、歌が思ったように上手く歌えないのでしょう?その原因を突き止めてかっこよく歌えるようにトレーニングを積んでいくのが、ボイストレーニングなんです☆
一例ですが、主にオトライフのレッスンでできることを説明していきましょう!
①息を吸ったり吐いたりのあれこれで楽に歌える!
②声帯で声に変換するときのあれこれでいい声になろう!
③声の響かせ方のあれこれで声量アップしよう!
④表現(言い方、音質、滑舌、音の長さ、声の揺れetc)を工夫してかっこよく歌おう!
⑤リズムを鍛えて安定した歌で歌おう!
①息を吸ったり吐いたりのあれこれで楽に歌える!
息をコントロールすることが、歌をコントロールする原料になります。では、息をコントロールするとはどういうことでしょうか?
呼吸法には主に2つあります。『胸式呼吸』と『腹式呼吸』です。
歌をやる際によく使うと言われる腹式呼吸。腹式呼吸で呼吸をすることで、歌うときに楽に歌えるようになります。
腹式呼吸をマスターすることが、楽に歌うための基本なのです。
②声帯で声に変換するときのあれこれでいい声になろう!
呼吸をしたらそれを音にしないといけません。声は声帯が震えて声になります!
声帯は閉じたり開いたり
「ア~」と声を出すときは声帯が開いています。その開いている幅で音程が変わってきます。声帯を大きく開くと低い声、狭い状態だと高い声になるということです。
息の量を変えることで音質がかわる!?
基本高音でも低音でも息の無駄遣いをしないことが大事です。でもハスキーな感じを出したいとか、吐く量をコントロールすることで音質を変えることができるんです!
③声の響かせ方のあれこれで声量アップしよう!
皆さんエレキギターとアコースティックギターを弾き比べたことはありますでしょうか?。
エレキギターはアンプを通さないと音が小さく、アコギはそのままでも大きい音がでるんです。アコースティックギターには空洞があり、音が反射して音が大きくなるという仕組みになってるんです。逆にエレキギターには空洞がないので、弦を弾いた音その音しか鳴らないので、音が小さいのです。
声帯で音に変換して、それを体で響かせる。その響かせ方を工夫することで声量もアップします。その他、どこに声を当てるか?腹筋を鍛えたり、腹式呼吸だったり、そんなことを指導していきます。
④表現(言い方、音質、滑舌、音の長さ、声の揺れetc)を工夫してかっこよく歌おう!
息が音になり歌になったら、それをかっこよく聞こえるように声をかざる必要があります。そのために表現を変えたり歌詞をしっかり聞き取れるように滑舌のトレーニングをしたり色々やります。
他にもかっこよくならない原因を潰していきます。
思った以上に音を伸ばす部分で、声が震える癖がある方がいたり、しゃくりあげを使いすぎている方がいたり、音の長さもバラバラな方もいたり、人それぞれ色んな癖があるんです。
⑤リズムを鍛えて安定した歌で歌おう!
いい声で歌えても伴奏とリズムがあっていないとダサい歌になってしまいます。
【日本人のリズムあるあるネタ】
ずばり!全部の曲を表拍でリズムをとってしまう癖の方が多いのです!
これは言葉の違いも多少影響しているのですが、日本語は言葉自体が、表でとるリズムの言葉になっていてその癖が歌にも出てしまうんです。最近のJ-POPなんかは洋楽の影響を受けた作りになってる曲が多く、裏拍で取るべき曲を表拍でとってしまうと、リズムがチグハグになってしまうんです。
リズム自体を意識をしていない方も多くて、裏クリックの練習で改善することが多いですね。
まだまだ学ぶことはあります。こうやって読むと膨大ですよね。
でも、前にできなかったことが、教室でレッスンを重ね、練習をすることで目をつぶってでもできるようになって、積み重ねていくとあら不思議!全部できるようになってた!な、状態になります。
大事なのは継続すること!途中で辞めない!諦めないことが大事です。
安西先生は言いました。
『諦めたらそこで試合終了ですよ』
歌を学んで楽しく歌を歌いましょう!