東京オトライフミュージック、チーフディレクター兼ギター講師の岡山です。
今日は、音痴を直すためのヒントのお話です。
音痴になってしまう原因は大きく分けて2つあります。
その1:脳が正しい音程を把握できていない
その2:体が正しい音程を発せる体になっていない
音痴を直すには、どちらに原因があるかを把握して、トレーニングをしていく必要があるんです。では、1つずつ、原因と解決策を書いていきましょう。
音痴の原因その1:脳が正しい音程を把握できていない
いわば、コンパスがない状態で海を航海をしている状態です。自分の位置もわからなければ、目的地がどの位置にあるかもわかっていない状態なので、遭難をしている状態です。
つまり、出ている音がどの音程を発しているか、そもそも頭で理解ができていない状態なので、音の遭難をしている状態で、どうすることもできないという状態ですね。
ドの音を出して、その後にミを出して、後者の音が前の音より高いのか低いのか?がわからない!ということです。
【解決法】音のコンパスを体に埋め込もう!
治療第1段階:楽器をやって音程感を養って直す!
実際に楽器で音を出して、ド→ミが音程が上がっているという感覚をつかむ必要があります。
そのために、正確な音程を奏でることができる楽器を使ってメロディーを奏でてください。大事なのは、コードを奏でるのではなく、メロディーを奏でることです。
前の音から次の音に移動するときに、音が上がっているのか?下がっているのか?どれくらい上がっているか下がっているか?1つ1つ耳で確認をしながら、メロディーを奏でてみましょう。色んな曲を音程を確認しながら演奏することで、前後の音程が上がっているか下がっているか理解ができるようになってくるはずです。
治療第2段階:耳コピをしよう!
楽器に慣れてきたら、楽譜通りに演奏をするのではなく、音楽を聞いて、その主旋律を耳コピして楽器で演奏をしよう。曲は歌ものでも大丈夫なので、あなたの好きなあの楽曲で大丈夫です。
耳で聞いて、楽器で同じ旋律を探して、奏でる。そんな作業をすることで、自然と耳で音を追いかけるという作業をするようにします。結果、音のコンパスが体に埋め込まれるようになるんです☆
音痴の原因その2:体が正しい音程を発する体になっていない
これは、運動と同じです。体で、こういった動きをしたい!と思っていても、訓練が足りないためできないという状態です。テニス初心者がいきなり、かっこよくラリーをしようと思っても、経験者のようにラリーできないですよね。同じことです。
ということは、耳では音を理解が出来ているが、体が、喉が追いつかない、ということですね。
テニスと同じでラリーを何度も練習していけば、だんだんできるようになっていくように、何度も何度も、音を声で追いかけるという練習をすることで、解消がされていくんです。
【解決法】音を声で追いかける練習をしましょう!
手段:楽器で旋律を奏でながら、同じ音を声にだそう!
まずは、キーボードを準備してください→適当に音を1音鳴らしてください→出た音を全く同じ音程で瞬時に声に出してください→別の音を鳴らしてください→出た音を全く同じ音程で瞬時に声に出してください。
これの繰り返しです。
【解決法】喉や体を音程を奏でやすい体にしよう
まー、ボイトレです。歌いやすく、音程を追いかけやすい体づくりをすることです!
そんな感じで、音痴には原因がございますので、原因を潰していけば治りますので、楽しく歌いましょう!